好きなコト、好きなモノ

オタクの独り言

忘れられないタカラモノ

f:id:b_lue_3104:20240101191853j:image

出会ってからもう5年。ずっと追い続けていたものとお別れするのはとても言葉には表せないもので。長い間応援してきた思い出とかかけがえのないものもすべてを手放す。そんな勇気があるかと言われたらわからない。ないよ。けどやっぱり辛いじゃん。推しがいること、生身の人間を応援することのつらさ、こんなに感じると思ってなかった。

6人が大好きで仕方なかった。初めて見た時はなんだかアンバランスさを感じてた。歳も歴も何もかも違う。どこかお互い気をつかって距離感を探りあってる。そんな印象を受けて。そこにいる自分の推しを見てて ああこれから応援できるかなってちょっぴり不安で。

でもそんな不安が払拭されたのは初単独舞台で。板の上を縦横無尽に駆け巡り、これからどんな夢を叶えていきたいか キラキラの笑顔で語る6人が輝いて見えた。横山プロデューサーからの言葉を全身で受け止める6人が最高にかっこよくて。見ていて気持ちが良くて。ああ これから私はこのグループを応援していけるんだって 嬉しくてたまらなかった。

そこからの道のりは平坦だったり、上り調子だったりしたわけじゃない。ライバルと思えるグループの存在、なんだかもどかしい気持ちを抱える日もたくさんあって。でもその度にそれを上回る 笑顔を6人がくれたから。だから そんな日々も幸せだった。幸せじゃない日々なんてなかったよ。

初単独コンサートで 初のオリ曲を がむしゃらに踊る6人のことを見てて そのがむしゃらでちょっと脆い 6人を見ていて この人たちに私のかけられるだけの月日を送りたい。そんな思いが溢れて止まらなかったよ。熱い言葉で届けてくれる思いが 心臓の真ん中を撃ち抜いて離してくれなかった。

最初は脆い、お互いの距離感を探りあっていたはずなのに いつの間にか雰囲気がとってもあったかい陽だまりの中にいるようなものに変わっていて。お互いのことを大切に思って、グループのことを大切に思って。なにがよくてなにがだめか、自分たちが上に行くためには何をしたらいいのか、パフォーマンス力の底上げに伴う努力。すべてが6人でデビューの切符を掴むため。そう信じて疑ってなかった。彼らはいつでもめちゃくちゃかっこよかった。

3年で結果を出したいと言ってくれてた推しの言葉に追随するかのように 3年目以降は想像してなかった世界が沢山広がった。たくさんの思い出がありすぎてこまるくらいに。1年が6人で埋め尽くされるようになった。夢を叶えて嬉しそうにする6人を何度も見られた。その度に ああこの笑顔を見るために応援してきたんだな しあわせだって思った。

しょうもない小競り合い お互いを大切に思っているところ 思いやりと優しさ 人間として生きていくために大切な何かをみんなが持ってるところ 笑いに貪欲なところ そんなのアイドルがやらなくてもいいよってことまでやるハングリーさ けどいざと言う時に見せるかっこよさ 誰も捨てていかないところ 仕事への情熱がたまらなく好きだったよ。とても素敵な環境で仕事してるんだな 夢をつかもうとしてるんだなって伝わってきてた。

5年って月日は離れようと思っても忘れようと思っても切り替えようと思っても なかなかどの選択も簡単に出来るものじゃない。すべてが思い出で大切で なのに目の前でそれが急になくなる 違う形になる 今まであったものはどうなるのか これもこれもこれもこれもこれも 彼がいたから成り立っていたものがすべてなくなる 新しいものを構築していく度に 彼の存在がなかったことになる そんなの耐えられるのかわからなくて。そして 自分が7年推していた人がその環境下でアイドルを全うしていかなければいけないということ。それが なんだか めちゃくちゃくるしい。くるしすぎる。つらくて自分がどうにかなる。

まったくなにもまとまらない頭の中でただただ6人の姿を探し続けてしまう。もうそこにはないのにね、ないのに やっぱり思い出が深すぎるから探しちゃうんだよ。それほど大切だったんだよ。

なんでこのタイミングだったのかな。もう少しだったはずなのに。事務所のせいにはしたくない。けどきっとそんな話が本人の口から出てたんだから きっともうすぐそこまでデビューの切符を改札に通せたはずだよ。

彼との思い出、彼らとの思い出 振り返るとそこには負の感情なんて1ミリもない。楽しい・しあわせ・最高・大好き ずっと笑顔でいられるそんな存在だった。これからもそうで ずっとそんな6人を 彼を応援していくんだって思ってたな。

後悔をいくら口にしたとしても 過去をいくら振り返っても もう戻ってこないキラキラの思い出。大切な思い出。かけがえのない思い出。

大好きだからさ 忘れなくてもいいよね。

でも少しの間 離れてしまうし いまは戻ってこられるかもまったくわからないよ。

 

 

ごめん。